違和感

 ここで書いてから1か月近く経ったけども、ようやくローレライを鑑賞。自宅から一番近い横浜駅周辺では来週から上映らしかったので、新高島の映画館に行く。新しくできただけあって、館内は非常に綺麗でロビー(?)も余裕があっていい感じ。
 指定席なので真ん中やや前方の席にする。ただ、以前渋谷で「マッハ!!!!!」を見た映画館のように全体の埋まりぐあいを見せてもらえないと、全体的には空いているのに自分の周りだけ混み混みになるイヤな事態になるかもしれないのでイマイチ不安が・・・立ち見よりは遙かにマシなんだろうけど。まあ、結果的には200席以上あるなかで鑑賞者はせいぜい30人程度とぶっちゃけガラガラだったので、その懸念は無意味だったけども。むしろ、こんなんで採算が取れるのか?と、不安に・・・そういえば、「ハウル」もガラガラのなか見たなあ。わざわざ、時期ハズレに見にいくせいか。
 内容についての感想としては、「よくできてる。けども・・・」かね。(今更だろうが)とりあえずネタバレを無しにすると、ストーリー自体は、ベタな展開のなかで途中波乱があるしアクションも多いから退屈しない。潜水艦の描写そのものも迫力があるし、少なくとも「レッドオクトーバーを追え」よりは面白かった(他に潜水艦モノを見ていないので比較対象がこれだけだが)。
 ただ、舞台設定となる肝心の戦争描写の演出があまりにステレオタイプNHK映像の世紀に負けとる)で、その結果登場人物がみんなバカに見えるために感情移入できなかった。特に黒幕(?)の主張は???で、説明された理由も理由になってないし。
 それと、これは同じフジテレビの「踊る〜」でも感じたことだけども、製作サイド(監督?)の「これが言いたい」「これを見せたい」という主張があまりにストレートに出されるために、安っぽさが出ちゃうんだよね。言わば、テレビ的演出というか、アニメ的演出というか。それとも、私が歳をくってスレちゃったためかなあ(笑

御大がいることをどっかでみたんで探していたけどみつからなかった。って、艦内じゃなかったのか。そっちはノーチェックだったよ……。