怪人

役員人事について
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/050427.html

取締役から外れる=代表権喪失ということで、年齢を考えると完全に楽隠居かね。
DSがそれなりにうまく立ち上がったのを確認して、という感じか。DSが二画面になっているのは、この人の発案ぽいし。

最近、立志伝中の経営者が晩節を汚しまくってるなかでは、もっとも幸せなケースかもしれず。一代で大企業に育て上げた経営者がやりがちになる世襲もないみたいだしね。

退職金を辞退したとのことだけども、株式を持ち続ける限り配当だけで毎年20億円以上手に入るわけで(毎年決まって長者番付に顔を出してるし)、さんざん儲けたし、はした金などいらん、という感じなんだろうか(笑

社長の頃は「この人が首を立てに振らないと決済が通らない」システムであったことが「ポケモン・ストーリー」に書いてあったけども、自分自身はテレビゲームで遊ばないにも関わらず、結果として経営判断のミスがほとんど無かったことは驚異的と言わざるを得ない。

まあ、ファミコンの頃に抱き合わせやら割り当てやらで泣いたオモチャ屋やソフト屋、ポケモングッズを山ほど買わされて困っている小さい子供の親にとっては不倶戴天の敵だろうけど(笑)

この人にしろ、コナミのボスにしろ、あからさまにアクが強い初期の経営者群に比べると、最近のゲーム会社の偉い人はギラギラとしたモノが少ないやね。それだけゲームが産業として成熟して堅実性が求められるようになった証左なんだろうけども、観察者としては物足りないので、もっとはっちゃけた人がいてもいいと思うんだが。とりあえず、ホリエモンの対抗馬になれる人物を……