Ζ

仕事が一段落したので、Ζでも……と思ったら、所用で仙台日帰りしたため土曜がつぶれた。新幹線のなかで、「電波男」と「負けた教の信者たち」を読む。前者は凄まじいまでのエネルギー、後者はいかにも学者っぽい分析的視点からの考察で暇つぶしには十分だった。この程度の消化率では読んでない本は増えていく一方だけども。

で、日曜に最も近い上映館となるチネチッタへ。昼の回(12:20〜)に行ったんだけども、他の映画と共用となっている切符購入に手間取り20分オーバー。全席指定だったとは知らなんだ。切符購入に時間がかかるはずだ。どの程度が番宣時間分なのかわからないため、急きょ14:40〜にする。時間はべらぼうに損をしたけども、結果的にいい席で見れたのでOKか。

とりあえず、空き時間が出来たので紀伊国屋とゲーセンで時間つぶし。「マジックアカデミー?U」をやってみたところ、トーナメントで3回中1回優勝。修練生10級→1級へ。「雑学」か「学問」ならば上位に来るが「芸能」や「アニメ」になると成績が悪化。優勝したときも初っぱな「芸能」2連発で、ギリギリ通過だった。○×よりも4択の方が成績がよさげだったのは考えすぎるためだろうか。

で、ようやくΖの鑑賞へ。10分前くらいに席に座ったときは割とガラガラで、横に明らかなガノタ風の2人組と後ろに女の子2人組(SEEDファンかね)がいたくらい。ところが5分前くらいからあっという間に座席が埋まり、ほぼ満員(緩衝地帯を含めると7割くらいか)。親子連れやオタ候補生の中学生(?)はまあ予想通りだとしても、カップルで来ているのは意味不明だろう。いや見たいのを見るのはかまわないけども、「真下」とか「戦国自衛隊」の方がまだ話題にできると思う。てか、私なら「Ζ」には連れていかんぞ。「ハウル」を見ていた初老の夫婦よりも違和感が……でも、1組や2組じゃなくて結構いっぱいいたんだよね。むしろ、そういった属性ではなく、ほぼ全ての観客が30代以下という点で「ガンダム」の影響力が大きさを示しているかもしれない。

映画の内容自体は本放送の総集編とのことで、「50話なんて見ていられんよ。ウワーン」状態だった私にとってはとりあえずテレビ版の前半の雰囲気がつかめて面白かった。さすがに20年も経っていると、どうしても旧作画と新規部分の違和感があるのはしょうがないとしても、時間いっぱいMSが飛び回る展開に、小学生は楽しかっただろう。と、自分が小学校低学年のときに「めぐりあい宇宙」を見に行ったときのイメージから類推してみる。反面、Ζ初見の一般人は、初っぱなから最後までカタカナの固有名詞が飛び交う展開についていけなかったかと思う。登場人物もMSも多く、誰がどれに乗っているか確認しているうちに撃ち落とされていたりして、結構しんどかった。本作については、興行的には割といい感じのようなので次作以降が心配かもしれない。

めんどいので、文中リンクは無し。