原作未読

ΖⅢ以来、久しぶりに映画鑑賞。小松左京原作の「日本沈没」を見に川崎のチネチッタへ。定期の関係で新高島の109シネマズMMより交通費が安かったり。財布を忘れて駅から一度家に戻ったりしたので、到着が上映開始30分前。それなりの人気っぽいのと、チネチッタは全席指定で切符購入に時間がかかるので一回遅らせるか、と思っていたところ、端の席になんとか潜り込み。手前左隅だったので、常時体を右に向けている必要があったのでちょっとしんどかった。

映画そのものは、アルマゲドンデイ・アフター・トゥモローを足して3で割った感じか。豊川悦司と川崎真央はともかく、主役の草なぎ剛柴咲コウがダメ。地震などの自然災害の特撮に力を入れているためか、特に草なぎの心理描写がおざなりになってラストに至る心境の変化が唐突過ぎる感じに。いや、色恋が全部なんとかするというのもそれはそれで真実かもしらんが。他の人が必死に逃げている横で神出鬼没にあちらこちらをウロウロしているのはどうよ。
特撮については、国産でもここまでできるようになったんだ、という印象。ただ、上の2つと比べて何かが足りない。舞台が日本で、身近すぎるために嘘っぽさが見えすぎてしまうのかと思ったけど、たぶんカメラワークではないかな。全体的にテレビっぽさというかアニメっぽさというか、手を抜くために接写してるような……シーンを増やしてこれでもかと出すんじゃなくて、同じネタを別角度で何度も流す方がよかったような。そう、人間の視点から見るシーンばっかりだったんだよ。もっと、津波越しに逃げまどう人を見るような、神視点の描写も欲しかったな。いや、あったかもしれないけど、印象に残ってない。N2爆弾はド迫力だったんだけど、あっさりしすぎ。海上で描写しにくかったんだろうけど、地上で生き残ってる人の上から海水が降ってくるとか欲しかったかな。
スタッフリストで御大を発見したが、まったく分からず。Mob何だろうから、ざっと見だと見つけるのは無理か。