非難囂々

東京ゲームショウ2006・基調講演、久夛良木健SCEI代表取締役社長兼CEO「プレイステーション」が創り出す夢……いま始まる

 さらに浅見氏は「(PS3は) 高いという意見もある」と切り出した。これについて久夛良木氏は「価格の決定は、最初、米国で決定し500ドルだろうと決めた。一部ではそんなに安くていいのかという人もいたが、日本では高いという声が治まらない。次にユーロで決定したのだが、490ユーロだろうと。他の通貨で決定して、そこから日本の価格を決定した。しかし価格が高ければ (結果的に売れなければ) 我々の夢も実現できない。なので、日本でも5万円を切る……49,980円とします」と発表。ここでは大きな拍手を持って迎えられた。

まあ、変更前の値段(62,790円)じゃ(ゲームとしては)売れるわけないからなあ。相当、販売サイドからの突き上げが凄かったんだろうな。Xbox360HD DVD対策というのはちょい疑問。全く無いわけじゃないだろうが。もしそうなら、360が国内よりも普及している米国での値下げも同時に発表しないと意味無いだろうし。

ただ、こんな話もあるわけで……まあ、中古販売が禁止できなかった時点で、新作の定価販売の強制というCDと同様の流通形態を取ることは不可能となったわけで、SCEとしては既存の形式にこだわる理由はなくなったのは確かだが。世の中のBDに対する関心がイマイチ薄いなかで、「とりあえず」ゲーム機として売っていかないといけないが、肝心のソフトの魅力が……。